スクリーニング / 実践
「推せる企業」を見つける5ステップスクリーニング入門
日本の上場企業は約3,800社。全部チェックするのは無理です。ROE・売上成長率・営業利益率で絞り込む「スクリーニング」の具体的なやり方を解説します。
スクリーニングとは、数千社の中から「条件に合う会社」だけを自動で絞り込む作業です。
最初から1社ずつ調べるのではなく、まず「ふるいにかけて」候補を30〜50社に絞る。これが効率的な投資調査の第一歩です。
01
スクリーニングの5ステップ
1
ROE 8%以上でフィルタリング
「株主のお金を効率よく使えている」最低ラインが8%。これだけで候補が一気に絞れます。製造業・IT系なら10%以上にするとさらに精度が上がります。
2
売上成長率:直近3期の平均5%以上
インフレ(物価上昇)以上に売上が伸びているかを確認。5%を下回る会社は「現状維持か縮小」と判断できます。10%以上なら成長企業の候補です。
3
営業利益率:同じ業種の平均以上
「同業他社より利益率が高い=競争優位性がある」証拠です。業種の平均は証券会社のスクリーニングツールで確認できます。
4
自己資本比率:40%以上(銀行・不動産は除く)
財務の安全性チェック。40%以上あれば業績が一時的に悪化しても財務的に持ちこたえやすい状態です。
5
時価総額:100億円以上
流動性(株を売り買いしやすいか)の確認。小型すぎる会社は情報が少なく売買もしにくいので、最初は100億円以上をおすすめします。
02
無料で使えるスクリーニングツール3選
| ツール名 | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| Minkabu スクリーニング | 直感的なUI。30種類以上の指標で絞り込める | 最初のROE・利益率フィルタリングに |
| SBI証券 スクリーニング | SBI口座で無料。PBR・PER・配当利回りなど豊富 | バリュー株探しに |
| TradingView | グローバル対応。チャートと合わせて使える | 中〜上級者向け |
03
スクリーニングで絞り込んだ後の深堀り手順
📌 スクリーニング通過後のチェックリスト
① 決算短信で直近の業績トレンドを確認
② 有価証券報告書でリスク因子を確認
③ 決算説明会資料で経営陣のコメントを確認
④ 競合他社と利益率・成長率を比べる
⑤ 「なぜこの会社は強いのか」を自分の言葉で説明できるか確認する
① 決算短信で直近の業績トレンドを確認
② 有価証券報告書でリスク因子を確認
③ 決算説明会資料で経営陣のコメントを確認
④ 競合他社と利益率・成長率を比べる
⑤ 「なぜこの会社は強いのか」を自分の言葉で説明できるか確認する
重要なポイント
スクリーニングは「入口」にすぎません。数字が良くても、なぜ良いのかを自分で理解できない会社には投資しないという原則が大切です。
最終的には「この会社の強みを、人に説明できるか?」が一つの判断基準になります。
📌 まとめ
- スクリーニングの基本:ROE 8%以上・売上成長率5%以上・営業利益率が業種平均以上。
- 無料ツール(Minkabu・SBI・TradingView)で十分。まずは1つ試してみよう。
- スクリーニングは「候補を絞るための入口」。最終判断には定性分析(深堀り)が必要。
- 「なぜこの会社は強いのか」を自分の言葉で説明できるまで調べることが重要。